2004.7月中旬
 

7月11日




 【服を買いに行ってきました。店の人との、会話。】



=================================








 
店の男 『いらっしゃいませ。』


   
客  『ども』


 
店の男 『今日は、何をお探しで?』


   
客  『何を、というか。なんとなく』


 
店の男 『失礼。誰を、お探しで?』


   
客  『いや、誰も。』


 
店の男 『生き別れた母親を、お探しで?』


   
客  『生き別れてない。ちゃんと家にある。』


 
店の男 『では、何をお探しで。』


   
客  『服です。』


 
店の男 『あの頃の情熱、をお探しで。』


   
客  『服です。』


 
店の男 『付き合い始めのトキメキ、をお探しで。』


   
客  『おいキチガイ。』


 店の男 『ベッドと壁の隙間にあります。』


   
客  『・・・マジで?』






   
客  『これ、試着したいんですけど。』


 
店の男 『ではコチラへ』


   
客  『はい』


 
店の男 『し、シチャクチツです。』


   客  『言えてない。』


 
店の男 『し、試着室でつ。』


   
客  『おしい。最後で。』


 
店の男 『上着は、お預かりします。』


   
客  『どうも』


 
店の男 『ではごゆっくり。』


   
客  『はい』










    店の男 『どうですか。』





 

   店の男 『どうですか。』







    店の男 『・・・』

































【試着室】

     客 『ごそごそ・・・』







    
 客 『まだ。待って』







     
客 『待てってば。』







     
客 『ごそごそ・・・』






  店の男 『どうですか?』


    
客 『わぁ!入ってきた!』


 店の男 『どうですか?』


    
客 『何がだよ!出ていけ!』


 店の男 『僕、コレ似合いますか?』


    
客 『あ!俺の上着!勝手にきるな!』









 店の男 『時間かかりましたね。』


   
客  『アンタのせいでね。』


 店の男 『フルチンでしたね』


   
客  『嘘をつくな。』


 店の男 『サイズはどうですか。』


   
客  『ええ。ピッタリです。』


 店の男 『それはそれは。』


   
客  『で、どうすか?似合ってます?』


 店の男 『んー。』


   
客  『・・・・』


 店の男 『貴様にお似合いだよ!フハハ!』


   
客  『なにそれ。』


 店の男 『あ、ムッとした?』


   
客  『した。』


 店の男 『勃起した?』


   
客  『しない。』


 店の男 『勃起した?』


   
客  『二回聞くな。』







 店の男 『では、お買い上げで。』


   
客  『買いません。』


 店の男 『1万円です。』


   
客  『買わないってば。』


 店の男 『じゃあ100円。』


   
客  『いいの?』


 店の男 『もってけドロボー』


   
客  『はい、100円。』


 店の男 『毎度。』








  
店員 『おい!アンタ何やってんの!』


 店の男 『!!わー、逃げろー!』 スタコラー






   〜〜〜〜





  
客 『・・・』


 
店員 『・・・』


  
客 『アナタ、誰?』


 
店員 『店員です。』


  
客 『・・・さっきの奴は?』


 
店員 『知りません。』


 
 客 『・・・』




  客 『あ、100円。盗られた。』






                【マリオスペシャル2】



 僕が所属する研究室には、アラブ系の留学生がおります。

留学生といいましても、40過ぎの妻子持ちのおっさんでして。

浅黒い肌に、禿げた頭。そして立派にたくわえられた口ひげ。

あだ名は、実写版マリオです。(詳しくはコチラの日記。)



 最近のマリオさんはといいますと、ようやく日本での生活にもなれたようで。

ホームシックも無事乗り越え、毎日研究室に顔を出しております。困った。



そんな彼ですが、10日ほど前にノートパソコンを購入いたしまして。

それ以来、もうすっかりネット中毒になってしまったのです。

自分のパソコンを手に入れたのを良いことに、朝から晩までネット放題。

研究室にくると同時にパソコン起動し、

それ以後は一日中わけのわからん文字で書かれたサイトを閲覧する毎日。

アンタ、もー!ちゃんと勉強しなさいよ!(コワレメガネ更新しながら。)(テヘ☆)



 先日の話。

 その日もマリオさんは一人黙々とネットサーフィンをしていたのですが

その際に、うっかりだと思うのですが、彼。

ブラウザを開くと、音楽が鳴るサイトにいってしまったのです。



研究室に突如流れ出す、謎の民族音楽。

一瞬にして、凍りつく空気。



〜パーコルマーラリラーサパー パーコルマーラリラーサパー〜



・・・お。おいー。



〜サンクリーサーイヤソンダリヤー イヤソンリダイヤー〜



ちょ、マリオさん?マリオ、さーん?



〜パャラッサ!パャラッサ!パイヤイヤイヤイヤー!!



うわっ、サビッぽく・・・ちょっ!もう止めて!止めなさい!



パイヤイヤイヤイヤー!!(パイヤイヤイヤイヤー)〜



・・・ぁ・止め・・て・・・マリ・・・



パイヤイヤイヤイヤー!!(パイヤイヤイヤイヤー)〜



・・・・



〜パイヤイヤイヤイヤーーーーーー!!〜




パイヤイヤイヤ、イヤァァァーーーーーーーーーー!(ウンコ漏らしながら)




 とまぁ。みんな愕然としまして。マリオも愕然としまして。

あまりの出来事に、その曲が終わるまでの3分間で。

研究室のメンバー全員漏らしましたよ。

一歩も動けず、その場でブリブリと漏らしましたよ。



そんな状況のなかで僕は、一人言い知れぬ怒りを感じまして。

思わず、漏らしたウンコをマリオさんに投げつけたのです!このバカマリオー!




・・・しかーし!なんとマリオは、そのウンコをガッチリキャッチ!

 そしておもむろに、キャッチしたそれ(ウンコ)をー・・・





 頭に乗せたー!!笑顔で乗せたーーー!そして一言ー!!!




 
マリオ 『コレデ、ハゲテナイネ!ニコリ!』




 
【この夏発売!新世紀型カツラ”フチのウンコ”!!ご予約はコチラまで!】






・・・て、ごめん。脱線した。脱線しすぎた。なんだこの話。ひどすぎる。

こんな話はどうでもいいんです。

僕が秘密裏に進める新商売の話はいいんです。

えっと、なんの話だったから。あぁ、マリオね。うん。



 と、まぁ。要するに何が言いたいかといいますと。

何が一番言いたいかといいますと。

そんな風にひたすら毎日ネットサーフィンに明け暮れるマリオさんの姿に

なんだか、ネットにはまって成績がガタ落ちになった昨年の僕の姿が

重なりまして・・・なんというか、僕は心配になったのです。


・・・そのうち、マリオさんもホームページとか作り始めるんじゃないのかと

僕は心配になったのです。ひたすら心配になったのですヨ・・・。






 マリオ 『フチサン。フチサン。ワタシ ホームページ ツクリマシタ!』




 マリオ 『リンク ハリマシタヨ!』





 ・・・ひぃー!(ウンコ投げつけながら)







 【この夏発売!新世紀型カツラ”フチのウンコ”!!ご予約はコチラまで!】

                               (↑一番言いたいこと。)






===追伸===




 余談ですが。このサイトにはアクセス解析というものがついておりまして。

そのアクセス解析の機能の一つとして、

閲覧者の人のパソコンで使用されている言語が何語かわかる、

というのがあるわけです。当然、大体の方が日本語なわけですが。








 わー。わー。






 
わーーーーーーーーーーー!!(ウンコ投げつけながら)



 【この夏発売!新世紀型カツラ”フ 以下略








 ・・・我ながら、今日の日記はひどいと思います。ごめんなさい。





7月20日




 『
ぽけっとれこーだー』という、パソコンのフリーソフトをダウンロードしました。



 これは何かといいますと、録音ソフトでして。

これを使えば、自分の声をパソコンに録音して聞くことができるわけです。

要するに”なんか、アソコがモヤモヤするのぉ・・・”とか録音しとくと、

パソコンが『なんか、アソコがモヤモヤするのぉ・・・』とか言ってくれるわけです。

うひょー!やべー!萌えるー!



て、あほか。萌えるかそんなもん。僕だっつの。僕の声だっつの。

僕が『アソコがモヤモヤするぅ』て。アソコってあれだから。髪の毛だから。

めっさモヤモヤしてる。しかもシットリ。うひゃ、なんか汚なーい!


・・・こんな話はいいんです。夏場の天然パーマ事情はどうでもいいんです。

てか、汚くないから。

ちょっと、ちょっと蒸れちゃってるだけだから!(頭から湯気だしながら)




録音の話ね。




で、その録音再生機能に、妙にはまってしまいまして。

一人、録音・再生を繰り返して楽しんだわけです。歌ったり、モノマネとか。

中尾彬の真似して



『江守は黙ってろ!!』



とか言ったりして。

調子にのって、森本レオの真似して



『・・・加藤愛のウンコなら、食べてみたい・・・』



と、本音をつぶやたり。


してない。してないから。嘘、嘘だから。まって、信じて。

加藤愛のウンコとか、食べたくないから!!(黒木瞳なら、あるいは!)


と、まぁ一人ぶつぶついいながら寂しい心の隙間を埋めていたわけですが

そのうちに思いついたのが、この遊び。

まず最初に、


 
『・・・ああ・・・・・・うん、そうだね・・・・・わかるわかる!・・んー、どうだろ?

 ・・・はは、ひどくね?・・・・・・あるねぇ・・・・・それ言いすぎだろ〜・・・・・』


 と、適当な相槌をランダムに録音しまして。

その後、再生したその相槌にうまく合うように話しかけるという。

まぁ、それだけなんですけど。

これが、意外と難しくて。楽しくて。


タイミング・会話の内容がばっちりとかみ合うまで、1時間弱。

自分の声を発するパソコンに向かって、一人話しかけつづけた僕・・・。








  きっと、

 ”自分と向き合う”って、こういうことなのだと思ったのです。







===追伸===




 その一人遊びが終わったあと、ものすごい虚脱感に襲われまして。

 で、なにげなくテレビつけたら



 ”あいのり”やってた。







 ・・・お前らこっち見んな!!(ぐちゅぐちゅの顔で)