2004.6月下旬
 


6月21日




 パソコンを使っている時になんかミスると、
『ヴェンッ』って音がするわけです。


あの音を聞くと、あちゃー失敗してもうた。という気分になるのですが。

最近この音が、私生活でも聞こえるようになってきております。




・大学で、実験に失敗しては。
『ヴェンッ』




・おつりもらう時、女性店員の手に触れて。
『ヴェンッ』




・美容院入ろうとしたら。
『ヴェンッ』




・幼女と目が合って。
『ヴェンッ』




・笑顔見せたら。
『ヴェンッ』




・しゃべろうとしたら。
『ヴェンッ』




・さすがに、ひどくね?
『ヴェンッ』




・ひどくない、か・・・。でも僕、一応人間だよ?
『ヴェンッ』




・え?人じゃない・・・の?じゃぁ一体・・・僕は・・・





 
『便。』





うひゃぁ。僕はうんこでしたか!グチョリ!








はい。強制終了。(ビルから飛び降りながら。)







===追伸===





・・・・強制終了、しようと思ったんですが。それすらフリーズして出来ず。

もう、だれか。

僕の電源を長押しして、消してくださ・・・・い。(電源は股間です)






(間違いなく、再起動します。あふ。)








6月22日




 そういう、仕事です。







==============くじ引き==============


















やめろ!!










===追伸===






はやってるんでしょ?絵日記。(日記?)








6月23日




 ちょちょちょ。ねぇ美容師さん。









 なんでアナタの方が、泣きそうなの?(なんだこの頭。)






 (・・・頭、なのか?)







===追伸===



 美容師の専門学校で本当に教えるべきなのは、技術とか心構えではなくて。



演技だと思うのです。(なんだその
『・・・ぉ似合ぃですよ、ぅ?』は。)





6月24日





 散髪から一夜。しこたま酒を飲んでまいりまして。




 もうなんも気になりません。(頭部に向けられる友人の視線すら。)





 ・・・寝ます。(涙目で。)




===追伸===




今晩、コワレディオ・リベンジ。23:30開始予定。(終了しました)






サーチストリームナイト。




 ラジオやりました。
サーチストリームナイト1。



6月25日





 
著作権を、侵害されました。







===追伸===





 ね。ねぇ。正直に、話して?

・・・・ウチって、こんなイメージ、なの?






(ウンコモジャーて。ウンコモジャモジャて!)



(モジャーーー!)←ウンコしながら


6月26日




 外国人力士・ボブ乃海。部屋の女将さんに恋をする。








ボブ乃海 『・・・・オカミサン、オカミサーン。チョトチョト。』


女将さん 『あらボブ。どうしたの、急にあらたまって。』


ボブ乃海 『エット。ボク、オカミサン二 ダイジナ オハナシ』


女将さん 『あら』


ボブ乃海 『アリマスカ?』


女将さん 『や、私に聞かれても。』


ボブ乃海 『ハイ、ボクハ アリマス。』


女将さん 『え?あ、そう。』


ボブ乃海 『アノデスネ。オカダサン。』


女将さん 『オカ”ミ”ね。誰よ、岡田て。』


ボブ乃海 『オカダサン トモダチ。40サイ、ハゲテマス。』


女将さん 『ほんとにいるんだ!?』


ボブ乃海 『サイキン コウエンデ ボーット シテマス』


女将さん 『・・・・・・不況ですもの。ね・・・。』


ボブ乃海 『ソレデデスネ。オカメサン。』


女将さん 『オカ”ミ”ね。失礼ね。』


ボブ乃海 『ボク、オカミサンノコト ズット。ズット。』


女将さん 『・・・・』


ボブ乃海 『スキデスカ?』


女将さん 『またか。』


ボブ乃海 『ダカラ!オカマサン!』


女将さん 『ひどすぎない?』


ボブ乃海 『ダカラ・・・スキダカラ・・・』


女将さん 『・・・でもね。ボブ。』


ボブ乃海 『ワカッテマス!ワカッテマスカ?』


女将さん 『どっちよ。』


ボブ乃海 『イチドダケデ イイカラ・・・』


女将さん 『ボブ・・・・』


ボブ乃海 『オカミサント・・・・ソックス シタイ・・・』


女将さん 『セックスね。そこ英語だから。』


ボブ乃海 『・・・・・・』


女将さん 『・・・・・・』


ボブ乃海 『 ”俺は、夜は横綱だぜ?!” 』


女将さん 『?!』


ボブ乃海 『・・・テ、オヤカタ ヨク イッテマス。キャバクラデ。』


女将さん 『・・・あんのバカ亭主。』


ボブ乃海 『アーモー!ガマン デキナイ!』


女将さん 『!?』


ボブ乃海 『イマスグ トリクミ シマショ!ムフーーー!』


女将さん 『ちょちょちょ!待ってボブ!!』


ボブ乃海 『マッタナシ!』


女将さん 『うわぁ!ちょ、ボブやめなさい!』


ボブ乃海 『ハッケヨイ!』


女将さん 『全然良くない!ちょ、ほんとやめなさい!!』


ボブ乃海 『ノコッタ!ハフーーーー−ーーーー!』


女将さん 『・・・コラーーーーーーーーーーーーーーー!!!』


ボブ乃海 『ウワァン!オカミサンガ ノコッタノコッタァ!』


女将さん 『”怒った怒った”。ね。』







===追伸===






ボブ乃海 『 ゴメンナサイ・・・ドラミサン・・・』


女将さん 『もう。どこでもドアやるから。国に帰れ。』








6月28日




 ・・・きゃ!ちょ・・・




 イヤァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーー!!





 というわけで。朝起きて鏡の中を覗き込んだところ。

そこにはパンツ一丁の、見知らぬアフリカ人が立っておりました。


( うわーなんだコイツ。すごい顔と、髪型だなぁ・・・ぷぷー、おもしろすぎる!)


とか思ってたら、僕でした。よくよく見たら、僕でした。

ん。”おもしろすぎる”とか。前言撤回ね。

できることなら、人生撤回ね。(首吊りながら)



しかし・・・なんだこれ、ホントに僕か。

なんつーか、黒すぎる。顔だけ黒すぎる。なんですか。アイコラですか。

生アイコラですか。・・・出来悪すぎるよ!(特に顔の部分の写真が)

というくらいの尋常じゃない焼けっぷり。

その黒さ、日本人の枠は軽々とびこえ。アジアの壁をつきやぶり。

アフリカーナまであと一歩!おしい!だけどテンパだから合格!

おめでとう、僕が日本人初のアフリカ人!ポワワワワワワワワ!


〜そして始まる、アフリカの部族・ヌルペチョ族伝統のフルチン・ダンスナイト〜

ダンスナイトは開始から2時間後、僕のチンコがライオンに

食いちぎられるというハプニングイベントで経て最高潮に。ポワワワワワワ!!

・・・やがてダンス・ナイトは終わり。

残るは、祭りの後の静けさと横たわる僕のチンコ・・・。



て。アホか。なんだ、この話は。

こんな話はいいんです。僕の前世の記憶はどうでもいいんです。



えっと。なんの話だったか。そう、黒いんね。僕の顔が黒いんね。



そーいえば考えてみると、最近会う人会う人みんなが僕に向かって

 『グロい!フチ、グロいよ!』

って言ってたなぁ・・・

いつもは、”キモい!キモい!”だからオカシイなぁとは思ってたんですけど。

 ( キモいとグロいは、どっちがいいんだろ・・・)とか考えながらも、

とりあえず、ふかわりょうの2倍卑屈な笑顔で聞き流してたんですけど。

あれはもしかして、『グロい』じゃなくて『黒い』って言ってたんですか。

なんだー。僕、すっかり勘違いしてましたグロロロ!(女性器みたいな笑顔で。)



しかし、なんでまた僕はこんなに焼けてるのかしらん・・・。

大学と家に引きこもる毎日なのに。嘘と妄想とパソコンだけが友達なのに。

で、思い当たる節はただ一つ。そう。パソコン焼け。パソコン焼けなのネッ!

これ以外考えらないのです。

パソコンの画面からはけっこうな量のUVが出てるという話で

長時間パソコンの前にいますと、焼けてしまうのネットサーファー。ガングロ。



そこで、パソコン画面用のUVカットフィルターを買いに行ってきました。

んで、僕はもう色々探すのがめんどくさかったので。サクラヤの店員さんに、

ねずみ男に似た女性(通称:ねずミ)の店員さんにマイ・ノートPCを見せまして。

『これに合う、一番いいフィルターを持ってきてくれたまえ!金はおしまん!』

と言い放ち、偽五円玉を大量に投げつけてやったわけです。ふはは!

拾え!拾うがいい、このねずミがぁ!



そしたら、このねずミちゃん。

必要以上に歯をだしながら、(おそらく)笑顔でこうおっしゃいましたのよ。



『このパソコンはー。フィルター、標準装備ですヨー?へけけ!』




・・・ええー?フィルター、これ、ついてんのー?

じゃ、じゃあ。なんで僕、こんな焼けてるの・・・?!




・・・そして僕は、もう。なにがなんだかわからなくなって。








ねずミに、恋をした・・・・。



                   【ねずみ女とテンパ族〜出会い編〜】続く







・・・続く、て。アホか。続くか!(ふられました。ひぐ。)







===追伸===




 結局、フィルターは買わず。

その代わりに、マツモトキヨシで日焼け止めを購入しました。

あと、美白液。買おうかマジで悩みましたヨ!!

(オススメの美白がありましたら、是非おしえてください。切実。)




・・・しかし。パソコン焼けでないとすると、一体何が・・・。



!!!



まさか・・・
この方の・・・呪い?ひぃ!(オ、オフレポ書いてないからカナ?)







【マリオスペシャル 〜オール実話〜 】




 僕が所属する研究室には、アラブ系の留学生がおります。

留学生といいましても、40過ぎの妻子持ちのおっさんでして。

浅黒い肌に、禿げた頭。そして立派にたくわえられた口ひげ。

あだ名は、実写版マリオです。





マリオは13個ある研究の中から、僕の研究班を選びました。なぜ。

僕と、先輩と、マリオの三人となった我が研究班。


『ブラザーズ』という名称が与えられました。





 マリオはこちらが何か言うと、
『ハイハイ。』と、答えます。

ちょっとだけ、ちょこっとだけイラッとします。ハイは、一回でいいですヨ!


『ハイハイ。』

イラッ。





 マリオは、何かわからないことがあると何も言わずにコッチを見てきます。

笑顔で、目を見開いて、じっとコッチを見てきます。ただ、じっと見てきます。

・・・ち、ちくしょぉぉぉ。ぜってぇぇコッチから話かけねぇからなぁぁぁ!


・・・

・・・・・・・くっ!

・・・・・・・・・・・あの、マリオさん。何か、わからないこと、あります?



『ハイハイ。』

イラッ。





 マリオは、英語ができません。日本語もあんまりできません。

そんなマリオが使っている、日本語の教科書をそっと見てみました。

その教科書にはよく使われる日本語が、

例えば【また】【すみません】【こちら】といったものが列挙されており、

その代表的な使用法が例文として掲載されていました。

その中のひとつ。【どうせ】の例文。






 
【どうせワタシは、外国人だよ!】







・・・少しだけ、彼に優しくなりました。





 マリオを、昼食に誘いました。ご一緒にいかがですか。

『ハイハイ。』

『スミマセン。ワタシハ、ブタニク、ダメデス。ダカラ、イエデ タベマス。』

ああ。そうでしたか。

そして、昼食をとりにマリオは家に帰っていきました。


それっきり、戻っていきませんでした。丸二日。





 マリオが、二日ぶりに研究室にやってきました。

挨拶しましたが、なにやら元気がありません。どうしたんだろ。

その日、マリオは珍しく向こうから話しかけて来ました。

『フチサーン。スミマセン。アノー』

あ、はい。

『アシタカラ、ナツヤスミデスカ?』

へ?夏休み?明日って。や、まだ6月ですから。

『・・・イツカラ、ナツヤスミデスカ?』

えっと、8月の1日からですね。

『・・・・フゥ。・・・アト、ナンニチ・・・』


ホームシック・マリオ。・・・キノコ、ヤル。ゲンキ、ダセ?





 マリオは、勉強熱心です。

先日の日曜の夜、僕はやり残していた実験を終わらすため一人研究室へ。

休日なうえに時間も遅いので、当然誰もいないはず・・・

そう思って真っ暗な研究室に入ったところ、部屋の隅に薄明かりが。

ん・・・?あそこは共同のパソコンがあるとこだ・・・誰かいるのか・・?

そっとのぞきこんでみたところ、マリオでした。

暗闇の中パソコンの明かりにうっすらと浮かびあがる、マリオでした。ひぃ。


マリオは僕のことに気づいておらず、ひたすらパソコンの画面にみつめ。

そして激しくクリックを繰り返しておりました。そう、それは激しく。

その様子に僕は何をやってるのか気になり、そっと覗き込んだところ。



えー。マリオ。





次から次へと出てくる、エロいポップアップ広告を必死に消しておりました。

ものすご慌てて。必死になって。



マリオ・・・あんた・・・わざわざ日曜・・・大学まで来て・・・・エロサイト・・・





・・・なんかもーアタイ、彼のこと、強く抱きしめたかった。

あの、独特の臭いさえなければ、きつく抱きしめてた。




そして僕は、気づかれないよう、その場をそっと離れたのです・・・。

一粒の涙と、苦笑いを残して。









===追伸===





 結局マリオは、帰り際になってようやく僕の存在に気づきまして。

すこし慌てた様子で、しかし落ち着きをはらって僕にこういったのです。




『オ。コニチワ。ナニシテマスカ?』




あんたこそ、ナニシテマスカ。







・・・彼が帰ったあと。彼の使っていたパソコンをみてみたところ。

そこにはまだ、無数のポップアップ広告が残されておりました。



あの野郎!!あきらめてやがった!!!!(必死で僕が処理しましたヨ。)