1人身の男の1人暮らしは寂しいもので。
そんな中、突然家に訪ねてこられたりしたらそりゃドキドキしちゃうわけです。
ふ、ふ、ふひょーー!(気持ち悪い顔で奇妙な構えをしながら)
というわけで、訪ねてきちゃいました。我が家に。うふふ。
ちょっとコンビ二まで行こうかと、ドアを空けた瞬間でした。
アイツッたら、僕に断りなくいきなり家の中に飛び込んですもの。
いくら僕でも、びっくりするっつーの!コイツぅ☆
蛾、です。
蛾が、入ってきたわけDヴぁだFW
当方、虫全般苦手なわけですが
その中でも嫌いな虫・不動のツートップを誇るのが、ゴキブリと蛾でして。
もうその姿をみるだけで体中が痒くなってくるわけでひぃぃっぃぃぃ!
その、蛾、が進入してきまして。部屋の壁にペタリ。ベッドの上の壁にペタリ。
その様子を見て、呆然と立ち尽くす僕。なんでよ神様。
しかし、当然そのまま立ち尽くしたままでいるわけにはいかず。
僕は(まじで)小刻みに震える膝をおさえると、なけなしの勇気を振り絞りまして。
丸めた新聞ソードを右手に持つと、そっとベッドの上へ。高まる心拍数。
・・・そして、その二秒後。
僕の右手から。鮮やかな一撃が。ヤツに向かって。繰り出される。
直前に飛び立ちましたの。ヤツ。
しかも、僕に向かって。
その瞬間、僕は僕の人生の中でもっとも面白い表情を浮かべると、
まあぁぁーーーーーーーー!と、奇声あげ。
白目をむきながら新聞紙のがむしゃらに振り回したわけでまぁぁーーー!
すると、新聞紙に ベシッ という軽い感触がまぁぁいいいぃぃぃぃ!
次の瞬間僕は、乗っていたベッドから飛び降りてトイレに逃走。
光の速さで鍵をしめると、便座の上にゆっくりと座り込み。貧乏ゆすり。汗だく。
そして、落ち着きを取り戻しつつ先ほどの手ごたえを反芻し考えるわけです。
確かに、ヤツを吹き飛ばした感触は、あった。
しかし、あれで殺(や)れたとは、到底、思えない。
良くて、瀕死。悪くて、ピンピン。
吹き飛ばした、方向としては、おそらく。テレビ。
まずは、部屋の様子を見て。いなければ、テレビの、裏。
・・・・ヨシ、イク、ゾ。
僕はそうつぶやくと、表情を引き締め、勢いよくトイレから飛び出したわけ
ない。
勢いよくとか、そんなわけないから。
そっと、そっとね。ひねり出る感じで。にゅるりと。ね。
そして、全身の神経を集中させ、部屋の様子を探ったのです。
・・・・壁・・・・床・・・ちゃぶ台・・・(嫌だけど)ベッド・・・洗濯物の山・・・・
ヤツの気配は・・・ない。ということはやはり・・・テレビの裏・・・・?
あれ、いないよ?
絶対いるのに、いないよ?みつからないよ?
そんなわけで。
ヤツを仕留めるまで、連続更新。これは戦争です。
お、おちおち寝れるわけねぇぇぇ。(首をぼりぼり掻きむしりながら)
===追伸===
僕はパソコンをいじる時はいつも、
ちゃぶ台の上にノートパソコンを置いてあぐらをかくわけです。
今は、片膝ついた状態でいじっております。いつでも動けるゼ!!
(・・・どこだ・・・どこから見てやがる・・・・?)
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