2004.1月上旬
 

1月1日




新年、あけました?




あ、お前、あけちゃった?勝手に?あーあ。あけちゃったの。



うん。

あけたね。



そんなわけで。






















『や、ほんとによろしくお願いします。』

1月1日




『初詣』なわけです。



初詣に行ってきたわけです。



いやー大変でしたよ。人がもう、ワラワラいまして。

いやいやいやいや・・・お前等バカかと。

ナンデそんなに出てきてるんだと。

普段引きこもってるくせに、ナニ出てきてんだと。

どうせアレでしょ?

『元旦だから』っつー下らん理由でもそもそと出てきてるんでしょ?

あーあ、今日1日出たっきり残りの364日は引きこもるってのに!

バカだー、笑えるー!あははは!はは・・・!は・・・はは・・・・

はぁ。




そんなことを考えながら神社の境内をウロウロしてましてたら、

僕の目の前に、いきなり神主さんが飛び出てきまして。

血相を変えて、ふがふが言いながら叫んだわけです。


神主『お主の頭に、悪霊がついておる!!』



すかさず御払いを始める神主の爺さん。

まてまて爺さん。コレ、天然パーマだから。

悪霊じゃないから。

悪霊じゃないから。

悪霊じゃないから。

悪霊じゃない、かな?




で、その様子を見ていた他の参拝客が、

何だ何だ何事だと寄ってきちゃったわけです。


で、もーその後が大変だった。


何を勘違いしたのか、どっかの婆さんが僕の頭を拝みだしまして。

それを皮切りに人がワラワラ集まってきて、

なんか僕の髪の毛めがけて



賽銭を投げる人やら、

おみくじを結んでいく人やら、

一本抜いて『お守りにします!』とか言う人やら・・・



で、まあ一番多かったのは破魔矢を挿していく人ね。

おまえらあほか。あほあほか。

天然パーマは、魔ですか。天然パー魔ですか。

ビックリマンの悪魔ですか。

(数えたら20本くらいささってました。無駄にめでたい。)




そんな中、一人、線香たてたバカがいまして。僕の頭に。

結果、それが髪の毛に引火してしまいまして。

もう髪の毛ボーボーですよ。えらい騒ぎ。



あまりに熱かったもので、思わず僕も神社中を走り回ってしまい。


最終的には、鐘にぶつかって、〜〜〜〜

とたんに髪の毛から吹き出た、灰色の塊!



神主『それが悪霊!いわゆる煩悩である!!』





煙だから。早く消して。





===追伸===




ナンツッテ!ナンツッテ!ウッソでっすよー!



冷静に考えて、髪の毛に火なんかつくわけないでしょ〜(笑)

そんくらいのウソ、見破ってくださいよみなさ〜ん。ぷぷー!!



・・・・





・・・・そもそも・・・初詣自体・・・

いってないから・・・(元旦すら引きこもったヨ!)





1月2日




『おみくじ』なわけです。




おみくじを引いたわけです。







【お産・・・心配ない。】

【病・・・時間はかかるが、治る。】








痔、治るかもしれません。






===追伸===





【待ち人・・・来る。しかし、つれがいる。】




こぶつき、か・・・。(ボク、子供大好きダヨ☆)



1月3日(1)







まさか、本当に

一人で初詣に行く羽目になるとは思わなかったです。

(今から行ってまいります。)








1月3日(2)




『一人初詣』なわけです。




一人。一人で、初詣に行ってきたわけです。

初詣は今年はもう行かないつもりだったんですが。


今朝、ウチの母親が、近所にある厄除けで有名な神社に行ってきまして。

帰ってくるなり、二日酔いによる頭痛と吐き気に苦しむ僕に向かって

吼えたわけです。



『フチ、あなた今年ダメな年らしいわよ?!

今すぐ厄除けにいってきなさい!!』



大っきな声出さないで。

しかもダメな年とか言うなエロロロ。(吐いております。)(ダメダメです。)


そんな状態で不自然に青い顔をして抗議する僕を、

母親はあっさりと無視し。強制的に外に排出。



こうなってしまってはもうどうしようもないわけで。

一人初詣決定。


渋々ながら近所の神社に向かったわけです。

(途中、何組かすれ違った初詣帰りと思われるカップルには

もれなく気色の悪い笑顔をプレゼントしてやったよ!)





神社に到着。


ちょっとあたりを見回してみますと、明らかに僕、浮いてる。

大体カップルか親子連れ。ソロ活動してるのは

僕か、もしくはイキかけてるおばあちゃんのみ。

はぁ。やっぱり、ね。(鳥居に首吊り用の縄をかけつつ。)



稀に見るテンションの低さで、神社の境内へ。

すると、なんか人だかりを発見。何だ何だと様子を見てみると

どうやら、線香をブッ挿したツボからでてる煙を

みなさま、身体につけているようで。




…あー!あれか!



あっはっは!煙をつけると、悪い部分が治れるっつー、あれか!!

いやー、お前等バカだねー!そんなんで治れば医者いれねっつの!!

あっはっは!ほんとバカ!バーカ!

どけぇ!(ひたすら髪の毛に煙をつける。つける。)




と、プチイベントをこなし。あとはさっさとお参りを済ませて

おうちに帰りたいと思ったわけですが。

ふと。本尊の方に目をやりますと。



う・・・ん。微妙に列ができてまして。

これ、並ばなけりゃならんのか。

21歳目前の男が、一人で並ばなきゃならんのか。

心なしか周囲の視線が痛い。


ヒソヒソ

”あの人、一人で来てるよ・・・友達いないんだねぇ”

ヒソヒソ

”大した度胸だよ。一人で来るとは。俺とか絶対無理(笑)”

ヒソヒソ

”よっぽど切羽詰ってんだろ?もう神頼みしかない!みたいな(爆笑)”


みたいな会話が、聞こえたような。聞こえないような。(聞こえた。)


そんな状況の中、あまりの辛さにブルブルと震えながら

並び続けたわけでガジガジガジ(親指の爪を噛みつつ)


待つこと5分。ようやく賽銭箱へと向かう階段の前まで来まして。

”よっし!あと少し…”と思い、何気なく階段の先を見上げたところ

なんと。今年初の。



パンチラGET!(5歳くらいだったかな?)(純白。)





その後はもう、僕、パンチラ様のお力によりほくほく顔で。

いつもより多目の賽銭投入、願い事をすませまして。




帰り際にお守り【学業成就×6】購入。(塾の生徒5人+自分の分)

すっきり帰宅。

と、あいなったわけです。うん。悔いなし。



なし。




・・・なし。





・・・な・・・し・・・・





・・・・





…さすがに…【恋愛成就】のお守りは…

僕には買えなかったんです…






===追伸===





まぁ、恋愛成就のお守りはなんて

もうすでに持ってるわけですけど。ね?(万札をチラつかせて。)





1月4日(1)



『初決心』なわけです。




心に、決めたわけです。








今日はもう 家から 出ない。(友達に彼女がデキマシタ。)







・・・・なんちて!なんちて!家から出ないとか、なんちて!







部屋から 出ない。(正確には、彼女がデキテマシタ。)






===追伸===








(だけど・・・なんで教えてくれなかったかな?)







(僕が嫌がらせとかするとでも思ったのかな?)








(正解!!)←宅配便にウンコ詰めながら。



1月4日(2)



『アメリ』なわけです。




たまたま、テレビで映画『アメリ』を放映していたわけです。


僕は、この『アメリ』にちょっとした思い出がありまして。



この映画が日本で公開されたのが確か2年前

2002年の春頃だったと思います。



当時、僕にはお付き合いさせていただいてた方がおりまして。

(いわゆる彼女でありますよ!)(年齢は7ちゃいでちた。)(あほか。)

その方と一緒にこの映画を見に行ったわけです。



・・・その3日後、フラれまして。

この『アメリ』が最後のデートとあいなったわけでオロロ〜ン。







で、そのフラれた翌日。

その日は、前々から友達と飲む約束をしてまして。

傷ついた心と体に鞭打って飲み会に

参加したわけでバカヤロロ〜ン。(涙なのか、酒なのか。)



もちろん、その酒の席において僕はフラれたことをネタにしつつ

いつもの2倍はハッチャけたわけです。まぁ、当然、ね?はぁ…。



そんな僕の様子をみていたある女性が

同情からか好奇心からか色々と気づかってくださいまして。

もろもろ話し相手をしていただき、最終的には

『今度、一緒にパーッっと遊びに行こうよ!』

励ましてくださったわけでウッヒョ。マジで?(下心とか、ない。ぃない。バァ!)





後日、その方と約束通り会うことになりまして。

失恋の傷もそれなりにいえ、むしろ新たな恋の予感に浮き足立った

天然パーマは意気揚揚と待ち合わせ場所へ。



待つこと10分。少し遅れてやってきた彼女。

その手に握られていたのは、二枚の映画の前売り券。







『アメリ』






もち・・・ろん・・・見ま・・・し・・た・・・よ?

(ものすごフラッシュバックしました。思い出。)






===追伸===






映画見て泣きそうになったは、これが初めてです。





1月5日





『泥棒』なわけです。




明らかに、何度も泥棒に入られてるわけです。

おそらくは同一犯。








・・・しかし、なぜ奴はきまって

毛抜きばかりを盗んでいくのでしょうか?

(いままでに三つも取られてるヨ。)(あと耳掻きね。)




===追伸===






そして朝目覚めると、枕には抜けおちた数本の毛が。

おのれ!奴の・・・奴の仕業か?!(頭皮をマッサージしながら)







1月6日



『決心2』なわけです。




再度、心に決めたわけです。







今年はもう 家から 出ない。(友達に彼女がデキマシタ。)(今年、2組目)







・・・・なんちて!なんちて!家から出ないとか、なんちて!







布団から 出ない。(ああ・・・あったかいなぁ・・・。)









===追伸===




しかし、これだけ僕の身の回りでカップリングがされているとなると

あれかな?原因は、僕かな?

僕が、恋の台風(ラブ・タイフ〜ン)とか、起こしちゃってるのかな?

いわば僕、恋の台風の目!


となると、次は確実に僕ですな。うへへ。





・・・・ん?台風の、目?

(なにやらオカシイことには気付いたのですが・・・一体ドコが・・・)







1月7日



『我を失った』わけです。



僕は、比較的温厚な性格をしているわけです。

していると、思っているわけです。

なぁ、おっちゃん温厚だよなぁ?あ”?(チビッコの胸ぐら掴んで)



ただ、自分が”コレだけは!”と思っているコトや

僕が大好きな人やモノを馬鹿にされると

つい、カッとなってしまうことがありまして・・・・・・




だから・・・





思わず・・・





トータス松本をトーマス松本って言ったママを・・・





ママを・・・・・・・・

(血溜まりで動かない母親と、立ちすくむボク・・・・)








===追伸===







コレ以前にもうちの母親、

トータル松本やらタートル松本やらいってたわけで。



いや、でも、さすがに機関車にするのは・・・ヒドイと思いません?

ねぇ、思いません?(返り血で染まった顔。ニタァ。)





1月8日




『白い吐息』なわけです。




冬、呼吸しますと息が白くなるわけです。



かじかむ手を少しでも温めようと、

口元にかざした両手に息を吹きかける美しい女性・・・





そんな女性の口からでた白い息を

もう一度僕が吸いなおすのが、最近唯一の楽しみ。




なんつって。なんつって。(…駅のホームが狙い目…)






===追伸===






ついでに僕が吐いた白い息を、風下の女性にあてたり


してない。してないから。ね?




1月9日




『大学』なわけです。



冬休みも終わり、今日から大学だったわけです。

大学の友人にも、久々にあったわけで。

そんな友人の第一声。



『おす、フチ!お前、レポート終わった?』



え!?

なんでお前、クリスマスオフ・レポのこと知ってんの?!

リアル友人にサイトばれ?か?!



と、普通にドキドキしたんですが。

ま、当然大学のレポートのことだったわけで。

うん、自意識課長。課長?



・・・てかさー、レポートなんかあったっけ?



『・・・もしかして、全然やってねーの?六千文字だぞ?』



六。千?



『んで、10日提出。』




・・・ん。



えっと



タイムマシン。タイムマシンっと。(タンスの引き出しに入りながら)






(タンス?)(もう何がなんだか。)







===追伸===




オフレポとか書いてる場合じゃなかったよ。冬休み。





1月10日




『顔』なわけです。




思春期などは、わりと本気で悩んだわけです


『なんなのよアタイの面は。神のイタズラってやつかしら。

にしても、神、いくらなんでもオイタがすぎやしません?』


と、鏡を見るたびに深いため息。せつない乙女心。



しかしこの顔で生きてきて、かれこれもう20年。

慣れというのは恐ろしいもので、毎日この顔をみているうちに最近では


『まぁこれはこれで。珍妙な髪の毛に奇妙な面。

よくよくみると…うん、前衛芸術。やるわね、神。』


などと、友人曰く”究極のポジティブ・シンキング”が

できるまでになったわけです。なってしまったわけです。


しかし、思うに、悲しいかなこれって

一種の防衛本能なのではないのでしょうか。

自分の面見るたびにテンション下げてたんじゃ、行き着く先は

鏡に映る自分見て自殺、なんてことにもなりかねないわけで。


それじゃあマズイマズイと僕の脳が判断。

長い年月をかけ、脳内フィルターを作成。このフィルター越しに

自らの顔を見ることで、今日も僕は元気に鏡の前に立つことが

できるわけです。ニコリ!(世にも奇妙な笑顔。)



・・・しかし、徹夜明けなどで脳がまともに働いてない状態だと

当然このフィルターも機能しないわけで。




〜昨日・午前4:30。



洗面所にて何気なく鏡を見る。

フィルターOFF。うつった自分の顔・客観視。








まるで気を失うように。眠りの中へ。眠りの中へ。






===追伸===




僕は、ありとあらゆる方法で

くだらないコンプレックスを一つずつ打破していくのです。


大人の階段昇る、ボクはまだシンデレラさ。なのさ。(バリ二十歳だぜ!)





【僕のコンプレックス・残り1021個】





・・・ボク以外みんな、滅んじゃえ!!(7年前の口癖より、抜粋。)





2003・12月下旬

1月中旬

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